意思決定のための道しるべ

「どの治療を受けたらいいのか?」と迷ったときの確認事項

がんの部位や状態によっては、複数の治療方法があり、どの治療を受けるか選択しなければならないときがあります。治療を受ける前に知っておいた方がよいポイントを以下にあげていますので、これらの項目を参考に、不足している情報がないか確認してみて下さい。
がんに関する情報はこちらからご覧いただけます。
「意思決定するために必要ながんに関する情報」や、さらにわからないことや不安なことがあった場合には医師・看護師に相談をしてみてください。
説明された内容をメモリンクしておくと、たくさんの情報を忘れることなく整理することができます。



病気について

    がんのある部位、進行度、再発・転移の可能性

    今後起こりうる症状

治療について

     標準的な治療はどのようなものか
      (治療の種類、回数、頻度、期間、スケジュール、受ける場所)。

     他の治療について選択肢としては何があるのか
      (各治療のメリット、デメリット)。

     治療の効果・目標として予測されることは。

     治療開始とともに、痛みや嘔気などの副作用を伴う可能性はあるか、
       またその対処方法はあるか。

     治療の費用はどのくらいかかるのか。

     治療選択にあたりセカンドオピニオンを受けることはできるか。

     いつまでに決める必要があるのか 。

治療中の生活について

     治療に向けて何か準備することはあるか。

     治療中、日常生活の中で何か制約されることはあるか
      (例:仕事、家事、育児、食生活、運動、旅行、温泉、お酒、タバコ、
       結婚式や入学式などへの出席)。

     治療中は、具体的にどのようなことに注意して生活をしたらよいのか。

     同じ治療を受けた患者さんはどのように過ごしているのか。

     治療に伴う副作用(浮腫、脱毛)がでてきた場合、対応策は何かあるのか