胃がん

胃がん 治療関連情報

胃がんの病気について知りたい

 胃がんは、胃の内側の壁をおおっている粘膜にできる病気です。胃がんの症状や進行、病期(ステージ)*などの詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:胃がん−基礎知識
http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/index.html

がん情報サービス:胃がん−検査・診断
http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/diagnosis.html

*ステージはI期、II期、III期、IV期の4つの病期に分けられ、がんが胃の壁の中にどのくらい深くもぐっているのか(深達度)、リンパ節や他の臓器への転移があるかどうかによって決まります。

胃がんの治療について知りたい

 胃がんの治療には、手術療法、内視鏡治療、薬物療法(抗がん剤治療)などがあります。それぞれの治療の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:胃がん−治療
http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/treatment.html

がん情報サービス:胃がん−転移・再発
http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/relapse.html

胃がんの生存率や予後について知りたい

 胃がんの生存率や予後についての詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:胃がん−治療の選択2.生存率
http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/treatment_option.html#top

胃がん 治療と生活

食べることへの影響と対応

Q:手術で胃の一部をとりました。食事は今までどおりとってよいのでしょうか?
 胃の一部または全部を切ると、食べ物を消化吸収する働きが弱まり、十二指腸や小腸へ流れ込むスピードが速くなります。食後に吐き気、腹痛、動悸などの症状が現れることがあります(ダンピング症候群)。症状は食後30分頃までに現れる早期のものと、食後2〜3時間で頭痛、めまい、脱力感などが現れる晩期のものがあります。手術後は食べ方や食べる物、食後の行動に工夫をしていくことで、これらの症状の予防につながります。徐々に回復しますので、食べることを強く意識したり、焦らず気持ちにゆとりをもって食事をしましょう。生活はイメージできましたか?対処法の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:胃がん−生活と療養
http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/follow_up.html

Q:胃の手術後に食べてはいけないものはありますか?お酒は飲んでも大丈夫ですか?
 胃を手術したからといって、特別な食事を用意する必要はありません。香辛料を避けるように書いてある本もありますが、常識的な範囲で香辛料を使った料理であれば大丈夫です。ただし、胃の消化機能は落ちていますので、大きな固まりを飲み込まないようにし、野菜類は初めから小さく切って調理をされるとよいでしょう。また、肝機能がよければお酒も飲んでかまいませんが、以前より酔いやすいため少量から始めるようにしましょう。生活はイメージできましたか?対処法の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:胃がん−生活と療養
http://ganjoho.jp/public/support/dietarylife/postoperative.html

外観の変化

Q:抗がん剤によって脱毛すると聞きました。男性なのでどんな風に対処したらよいですか?
 一般的に抗がん剤の投与後、約2 〜 3 週間後に髪の毛が抜け始めます。脱毛の程度は抗がん剤の種類や個人によって異なりますが、脱毛は一時的なものです。治療終了後6か月くらい(早い人では2〜4か月くらい)で再発毛が始まります。治療の間は脱毛は避けられませんが、外見の変化を和らげる工夫として、多くの患者さんが、かつらや帽子、バンダナなどを活用して過ごされています。脱毛が始まってからはヘアケアに注意し、バンダナやキャップをかぶることで髪の毛が床に落ちにくくなります。かつらには既製品、セミオーダー品、フルオーダー品がありますが、男性がかつらを選ぶ時に注意する点は、もみあげや襟足、毛髪の量の調節がどの程度できるかという点です。生活はイメージできましたか?対処法の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:脱毛
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/attention/chemotherapy/side_effect/alopecia.html

がんサバイバーシップ:抗がん剤・放射線治療と脱毛ケア
http://survivorship.jp/datsumou/index.html

術後の身体の変化と対応

Q:胃の手術後の後遺症にはどんなものがありますか?生活の中で気をつけることはありますか?
 胃の手術後の後遺症には、腸閉塞(腸の流れが閉ざされガスや便が出なくなる)、ダンピング症候群(Q 参照)、貧血、骨粗しょう症、逆流性食道炎などがあります。
 胃を切除すると、鉄分、ビタミンB12、カルシウムの吸収が悪くなるために、貧血や骨粗しょう症が起こります。胃の全摘後はビタミンB12の吸収ができなくなるため、手術後4〜5年目以降は、ビタミンB12の注射による補充が必要になります。骨粗しょう症の予防には、普段から、カルシウムの補給に気をつけるとよいでしょう。生活はイメージできましたか?対処法の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:手術後の食事(胃、大腸)
http://ganjoho.jp/public/support/dietarylife/postoperative.html

Q:胃の手術後痩せてしまい、抗がん剤治療も始まるので心配です。どんな風に栄養をとったらよいですか?
 治療開始前や退院直後に比べて痩せたと悩む人が少なくありません。しかし、胃の切除後はほとんどの人で体重が減少します。多くの場合、手術後数ヵ月間は体重が減りますが、その後は次第に回復していきます。体重は治療前より減少した状態で維持されることも多いので、あまり心配することはありません。体重よりもむしろ食事の仕方に気を付けて、無理をしない程度の毎日の軽い運動によって体力の維持に努めるとよいでしょう。あまり神経質にならず、食事は楽しむ気持ちをもって、ご家族と同じ献立をすりおろしたり刻んだり、煮込んだりしてもう一手間かけるようにしてみるとよいでしょう。食事に限らず、工夫しながらできることを少しずつ生活に取り入れ慣らしていくことは、療養生活をより快適にしていくことにもつながります。 生活はイメージできましたか?対処法の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:胃がん−生活と療養
http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/follow_up.html

社会生活や仕事への影響

Q:仕事や外出時のつきあいが心配です。どんなことに注意したらいいですか?
 仕事を再開してからも、しばらくは残業や飲食の付き合いをしないですむように配慮してもらい、特に食事は規則正しく食べることや、間食を取れるように周囲の理解を得ておきましょう。外出している時は分食が難しい場合もありますので、そのような時には市販の携帯できる間食をうまく利用するとよいでしょう。職場の環境が許すようであれば、回復の経過に合わせて仕事量を調整させてもらうことをお勧めします。生活はイメージできましたか?対処法の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:胃がん―生活と療養
http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/follow_up.html#a21

Q:抗がん剤治療をしながら仕事はできますか?
  仕事に復帰できる時期の目安は?

 外来で治療を受ける場合は仕事を続けることができますが、抗がん剤の副作用で感染に対する抵抗力が落ちている時期は、感染予防の対策や仕事の調整が必要です。また、だるさや体調不良がある場合は、仕事の内容や勤務形態、勤務時間の変更などの調整を相談するとよいでしょう。胃がん手術後の体力の回復は個人差があり、手術の方法によっても違いますが、社会復帰の目安は治療後の食事の調整ができ、ある程度まとまった量の食事が摂れるようになったときでしょう。手術後は胃腸の状態が落ち着いたり体力回復までに時間がかかるので、1〜2ヵ月間は満員電車や体に負担の大きい仕事は控え、それ以降の復帰を目指すのが現実的でしょう。生活はイメージできましたか?対処法の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:胃がん―生活と療養
http://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/follow_up.html#a21

兵庫県立大学大学院看護学研究科21世紀COEプログラム 役だちマニュアル 化学療法に取り組むには
http://www.coe-cnas.jp/group_cncr/manual/manual01/02/12.html

抗がん剤による身体の変化と対応

Q:抗がん剤治療を行うことになりました。副作用のつらさを乗り越えられるかどうか不安です。
 代表的な副作用には吐き気、白血球の減少、脱毛などがありますが、抗がん剤の開発、副作用に対する支持療法の進歩によって、副作用はかなり抑えられるようになっています。副作用は抗がん剤の種類によって異なり、個人差も大きいという特徴があります。使用する抗がん剤で予想される副作用、出現時期を知り、対策をたてておくことで、心の準備ができ過剰な不安を取り除くことができます。治療が始まる前に、担当医からよく説明を受け、理解を深めておきましょう。生活はイメージできましたか?対処法の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:化学療法全般について
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/attention/chemotherapy/about_chemotherapy.html

Q:運動を習慣にしています。身体のだるさがある時は運動しない方がいいですか?
 化学療法中のほとんどの人が体験する副作用に倦怠感があります。倦怠感は体がだるい、疲れやすいなどの身体的疲労感と、やる気が出ない、 集中力がないなどの精神的疲労感として現れます。治療中は活動と休息のバランスが崩れやすく、健康な時と比べてエネルギーの消費が高くなります。倦怠感の出かた(パターン)を見て1日のスケジュールを調整し、活動と休息のバランスをとりましょう。適度な軽い運動は、倦怠感を軽くする効果が期待できます。夜は十分な睡眠をとるようにし、休息は、1日のうちで短時間の休息を回数多くとる方が疲労回復には効果的です。生活はイメージできましたか?対処法の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:倦怠感
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/attention/chemotherapy/side_effect/fatigue.html