知っておいた方がいい医療情報

臨床試験・新薬

臨床試験

Q:臨床試験ってどんな治療?誰でも受けることができるの?
 臨床試験には、新薬の承認、認可を厚生労働省から得るための試験(治験)と、承認された薬や今ある治療法から最良の治療法や薬のよりよい組み合わせを確立するための試験(医師主導の臨床試験)があります。いずれにしても、臨床試験への参加を希望する場合は、専門家から十分な説明を受け納得したうえで参加することが必要です。詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:臨床試験(治験)とは何かを知りたい方へ
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/clinical_trial/ct_qa01.html

がん情報サービス:臨床試験(治験)への参加を考えている方へ
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/clinical_trial/ct_qa02.html

新薬情報

Q:分子標的治療薬ってどんな薬?抗がん剤とどう違うの?
  分子標的治療薬は、がん細胞が持っている特定の分子をターゲットに作用するという特徴をもっています。従来の抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常な細胞にも作用するため、高い割合で白血球の減少や、吐き気などの副作用が起こります。それとは対照的に、分子標的治療薬の場合は血圧上昇や皮膚障害など特有の副作用が起こり、抗がん剤の副作用とはかなり違うものになっています。詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

大切にしたい、いのちのビジョン:Q&Aで学ぶ抗がん剤治療
http://www.inochi-vision.jp/scripts/cancer/page02.php

http://www.inochi-vision.jp/scripts/cancer/page03.php

セカンドオピニオン

Q:セカンドピニオンって何?
 セカンドオピニオンとは、主治医から治療方針の説明を受けたが、いくつかの選択肢を提示され迷っている、提示された治療法以外の方法はないかと考えている、などの場合に、他の医師の意見も聞いて参考にするという方法です。ご自分にとって最善と考えられる治療法を、納得して選ぶことは患者さんの持つ基本的な権利です。詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がんを学ぶ:がんと診断されたら 主治医以外にも話を聞く
http://ganclass.jp/confront/diagnosis/second.php

免疫治療

免疫治療

Q:免疫治療はどのようなものですか?
 免疫治療は、免疫担当細胞、サイトカイン、抗体等を活性化する物質を用いて免疫機能を目的の方向に導く治療法です。
 がんの治療では、現在広く行われている外科療法、化学療法、放射線療法に続き、免疫療法が第4の治療法として期待されています。しかし、治療効果などの検証が不十分であるため、実施に関しては、治療の概要や方法などを十分検討することをお勧めします。

Q:免疫治療の効果は?
 免疫治療の効果についての詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がんサポート情報センター;免疫療法
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/immunotherapy.html

Q:免疫治療は入院でするのですか?
 クリニックなどでは、通院で治療を行うことになります。臨床試験や先進医療などで実施する場合は、入院で治療ができる場合もあるため、治療施設に問い合わせて下さい。

Q:免疫治療は保険が利きますか?
 先進医療や臨床試験では、一部保険で対応できるものがあります。民間のクリニックでの治療では、保険は利かず、全額自己負担になります。詳細は以下のサイトをご覧下さい。

「免疫細胞療法」;がん治療費.com
http://www.ganchiryohi.com/treatment/meneki/kassei.html

サバイバー(治療後の留意点)

治療後のフォロー

Q:治療が終わった後の検査やフォローはどうなるの?
 がんの病期やがん細胞の性質によって、再発の危険性は異なりますが、治療終了後も経過や再発がないかどうかを診ていくために、定期的に通院し診察を受けることが大切です。定期検診の間隔や行われる検査は、がんの種類や病期、行った治療や再発の危険性などによって異なります。詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

Web版がんよろず相談:経過にそった悩み 治療が終わったら−定期検診
http://cancerqa.scchr.jp/jiki_7_1.html

転移・再発の不安

Q:手術は終わったけど再発や転移がとても心配、早くみつける方法はないの?
 手術後に一番心配なことは再発です。がんの種類によっては、再発を早期に見つけることで選択できる治療法が多くなり、根治の可能性も高くなるメリットがありますが、一方で早期発見して治療をしても生存期間は変わらないという報告もなされています。いずれにしても、手術後は再発予防目的の治療や、定期的な検査をしっかり受けることが重要です。日常で体調に何らかの変化を感じた場合は、その状況を主治医に伝え、適切な検査を受けるようにしましょう。詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

大腸がんを生きるガイド 大腸がんの治療を受けた方へ  再発チェックのための定期検診
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/daicho/column/201304/529615.html
日本乳癌学会 患者さんのための乳がん診療ガイドライン 再発・転移Q38
http://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/guidline/g6/q38/

がん検診

Q:自分の家族にがん検診を受けさせたい。どうやって受けたらいいの?
 がん検診は、がんの予防及び早期発見のために重要です。現在、がん検診として効果があると評価されている検診は、胃、大腸、肺、乳房、子宮頸部です。がん検診は、健康増進事業として各市町村が実施しており、がん検診や一般の健康診断、人間ドックの案内をしています。これらの検診は、誰でも受診することが可能ですが、対象年齢や実施時期、検査を行う場所、費用負担は各自治体によって異なります。詳しくは、各地方自治体のがん検診担当窓口にお尋ねください。詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

がん情報サービス:がん検診について
http://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/about_scr.html
がん情報サービス:がん検診Q&A
http://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/cancer_screening_qa.html
日本対がん協会:がん検診のすすめ
http://www.jcancer.jp/wp-content/themes/jcancer150430/data/pdf/10gankenshinnosusume.pdf

患者会

Q:患者会ってどんなところ?誰でも参加できるの?
 がん患者さんが交流を図る場として、全国各地に多くの患者会や患者支援団体があります。主に勉強会(講演会)や相談会をひらいたり、参加者同士の情報交換や経験の交流をしたりしています。ご自身の病気に合った会であれば誰でも参加できます。すぐに参加するどうか決められない場合には、会報誌を送ってもらったり、ホームページで活動内容を読んだり、一度参加してから決めるというのもよいでしょう。患者会では同病者同士だからこそわかる悩みや思いを共有したり、情報交換をすることができます。その一方で、たとえ同じ病気であっても、からだの状況は人それぞれ異なるという点を忘れないようにしましょう。

一般社団法人 全国がん患者団体連合会(全がん連)
http://zenganren.jp/?page_id=98
若年性がん患者団体 STAND UP!!
http://standupdreams.com/

医療費・成年後見制度・就労

がん治療に関わる費用について

Q:治療が終わった後の検査やフォローはどうなるの?
がん治療を始めると、手術代、放射線治療代、薬代などをはじめ、入院中の食事や個室料など、さまざまな経費が必要となってきます。
*治療費は、どのくらいかかるの?
*全額、自己負担になるの?
*何か、公的なサービスを活用することはできるの?
など、ご心配されているようでしたら、以下のサイトをご覧下さい

がん情報サービス:治療にかかる費用について
http://ganjoho.jp/hikkei/chapter2-2/02-02-01.html
がん情報サービス:費用負担軽減のための制度について
http://ganjoho.jp/public/support/backup/cost.html
がん情報サービス:公的助成・支援の活用について
http://ganjoho.jp/hikkei/chapter2-2/02-02-02.html
がん情報サービス:民間保険について
http://ganjoho.jp/hikkei/chapter2-2/02-02-03.html

病気の進行により判断能力がなくなった時のために、代理人を頼むこと

がんの治療が効かなくなってきたとき、
*このまま病気が進行して判断能力がなくなったとき、どうしたらいいのか?>
*今から、何か準備できることはあるか?
など、ご心配される方がいらっしゃいます。そのような場合、生活や財産のことなどの法的サポートをしてくれる“成年後見制度”があります。 詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

公益社団法人成年後見センター
http://www.legal-support.or.jp/

治療を受けながら働くには?

 がん治療は、手術・放射線・化学療法などの治療を組み合わせて行う集学的治療が主流となり長期間にわたります。そのため、外来通院中には職場のサポート(配置転換、時間調整など)が必要となります。
 しかし、同じ職場での就労が難しい場合、新しい職場を探さなければならないかもしれません。そのような時、がん診療連携拠点病院の最寄りにあるハローワークには、「就職支援ナビゲーター」が配置されていますので、そちらへ相談されてはいかがでしょうか?お住まいの地域にある窓口は以下のサイトよりお探し頂けます。

厚生労働省:全国のハローワークの所在案内
http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html
がん情報サービス:がん診療連携拠点病院
http://hospdb.ganjoho.jp/kyotendb.nsf/fTopKyoten?OpenForm
がん情報サービス:がんと共に働く
http://ganjoho.jp/pub/support/work/index.html